花巻市のふるさと納税と税金
令和7年度の受入額 69.8億円、募集などの費用 36.7億円。費用の割合は 52.5%で、この年度の指定基準の 5割を超えています。
💴 入ったお金と出ていったお金
- 受け入れた寄附?(令和7年度)
- 69.8億円
- その募集などの費用(令和7年度)
- 36.7億円
- 住民が他の街に寄附して減った住民税(令和8年度課税)
- 2.3億円
令和7年度に受け入れた寄附は 69.8億円(447,056件)、その募集などにかかった費用は 36.7億円。令和8年度課税でこの街の住民が他の街に寄附して、住民税が 2.3億円減りました。
受入額から費用と住民税控除額?を引いた差し引き?は 30.9億円のプラス。控除額には道府県民税分が含まれていて、うち市町村民税分は 1.4億円。
人口 8.9万人(令和8年1月1日)で割ると、1人あたりの受入額は 7.9万円、住民税控除額は 2,549円、差し引きは 3.5万円のプラス。1人あたりの受入額の全国の中央値は 1.1万円で、それより多いほうです。
🎁 寄附はどう流れたか
令和7年度の費用の合計は 36.7億円で、受入額 69.8億円の 52.5%。令和7年度の指定基準では募集に要する費用が受入額の 5割以下で、それを超えています。
図の右側にある内訳(返礼品の調達と送付、広報、決済、事務など)が、総務省の調査でいう募集に要する費用?です。住民税の控除額はこの図には入っていません。
🧭 寄附した人が指定した使い道?
令和7年度に寄附した人が指定した使い道は 7分野。金額が大きいのは「分野を指定しない」27.1億円、「教育・人づくり」15.5億円、「地域・産業振興」12.6億円。いちばん大きい「分野を指定しない」は、寄附のときに使い道が選ばれなかった分です。指定額の合計は受入額の 97%。これは寄附を受けた額に対する指定で、費用を引いたあとの配分ではありません。
📈 18年の推移
平成20年度の受入額は 68万円、令和7年度は 69.8億円(18年分)。いちばん多かったのは令和5年度の 90.6億円。直近 3年は減っていて、全国の合計は増えています。
平成20年度から令和7年度まで、各年度の受入額(折れ線)と受入件数(薄い棒)。全国合計は形を比べるための破線で、金額の目盛りはこの街のものです。
🏛️ この街の決算(令和6年度)
令和6年度の歳入総額は 630億円、歳出総額は 606億円。人口 8.9万人で割ると、1人あたりの歳出は 68.4万円。
歳入の内訳
目的別歳出?の内訳
2本の棒は、歳入総額と歳出総額のうち大きいほうを 100% にして幅の縮尺をそろえています。割合は、それぞれの総額に対するものです。
歳入の内訳で大きいのは、地方交付税 151億円(24%)、地方税 116億円(18.4%)、国庫支出金 87.9億円(14%)。寄附金は 84.4億円で、歳入総額の 13.4%。
目的別の歳出で大きいのは、民生費 170億円(28%)、総務費 140億円(23.1%)、土木費 65.9億円(10.9%)。
性質別?では、物件費 103億円、扶助費 101億円、補助費等 100億円、人件費 90.6億円、普通建設事業費 57.3億円。
目的別歳出を掘る
令和6年度の歳出総額は 606億円で、令和5年度より 0.4%減りました。歳入総額は 630億円で、ほぼ変わりませんでした。金額の大きい民生費・総務費・土木費は、それぞれ 0.3%減、8%増、4.4%減。
歳出全体の財源
令和6年度の歳出全体 606億円の財源は、自前の税など(一般財源等?)が 55.6%、国と県のお金(国庫支出金と都道府県支出金)が 18.6%。ほかに借金(地方債)が 5.1%、その他(寄附金・使用料・繰入金など)が 20.7%。
款と項?ごとの内訳と、その財源。
議会費2.7億円歳出の0.4%・1人あたり 3,072円令和5年度より 0.5%増
令和6年度の議会費 2.7億円の財源は、自前の税など(一般財源等)が 100%、国と県のお金(国庫支出金と都道府県支出金)は 0円。
総務費140億円歳出の23.1%・1人あたり 15.8万円令和5年度より 8%増
| 項 | 金額 | 款に対する割合 | 1人あたり | 前年比 | 財源 |
|---|---|---|---|---|---|
| 総務管理費 | 132億円 | 93.9% | 14.8万円 | 令和5年度より 7.4%増 | |
| 徴税費 | 4.6億円 | 3.3% | 5,180円 | 令和5年度より 10.6%増 | |
| 戸籍・住民基本台帳費 | 2.4億円 | 1.7% | 2,698円 | 令和5年度より 38%増 | |
| 選挙費 | 8,940万円 | 0.6% | 1,009円 | 令和5年度より 29.1%増 | |
| 統計調査費 | 3,013万円 | 0.2% | 340円 | 令和5年度より 44.6%増 | |
| 監査委員費 | 3,695万円 | 0.3% | 417円 | 令和5年度より 2.1%増 |
令和6年度の総務費 140億円のうち、国と県のお金(国庫支出金と都道府県支出金)が 3%、自前の税など(一般財源等)が 46.9%、借金(地方債)が 1.8%、その他(寄附金・使用料・繰入金など)が 48.3%。
民生費170億円歳出の28%・1人あたり 19.2万円令和5年度より 0.3%減
| 項 | 金額 | 款に対する割合 | 1人あたり | 前年比 | 財源 |
|---|---|---|---|---|---|
| 社会福祉費 | 49.6億円 | 29.2% | 5.6万円 | 令和5年度より 1.7%減 | |
| 老人福祉費 | 36.1億円 | 21.3% | 4.1万円 | 令和5年度より 3.2%増 | |
| 児童福祉費 | 71.7億円 | 42.2% | 8.1万円 | 令和5年度より 0.8%減 | |
| 生活保護費 | 12.4億円 | 7.3% | 1.4万円 | 令和5年度より 1.3%減 | |
| 災害救助費 | 41万円 | 0% | 5円 | 令和5年度より 2.9%減 |
令和6年度の民生費 170億円のうち、国と県のお金(国庫支出金と都道府県支出金)が 46%、自前の税など(一般財源等)が 49.8%、借金(地方債)が 0.1%、その他(寄附金・使用料・繰入金など)が 4%。
衛生費28.5億円歳出の4.7%・1人あたり 3.2万円令和5年度より 16.1%減
| 項 | 金額 | 款に対する割合 | 1人あたり | 前年比 | 財源 |
|---|---|---|---|---|---|
| 保健衛生費 | 19.6億円 | 68.7% | 2.2万円 | 令和5年度より 23.5%減 | |
| 結核対策費 | 472万円 | 0.2% | 53円 | 令和5年度より 57.3%増 | |
| 清掃費 | 8.9億円 | 31.1% | 1万円 | 令和5年度より 6%増 |
令和6年度の衛生費 28.5億円のうち、国と県のお金(国庫支出金と都道府県支出金)が 1.7%、自前の税など(一般財源等)が 58.9%、借金(地方債)が 6.4%、その他(寄附金・使用料・繰入金など)が 32.9%。
労働費2億円歳出の0.3%・1人あたり 2,255円令和5年度より 21%増
| 項 | 金額 | 款に対する割合 | 1人あたり | 前年比 | 財源 |
|---|---|---|---|---|---|
| 労働諸費 | 2億円 | 100% | 2,255円 | 令和5年度より 21%増 |
令和6年度の労働費 2億円の財源は、自前の税など(一般財源等)が 20.9%、国と県のお金(国庫支出金と都道府県支出金)が 8%。ほかに借金(地方債)が 1%、その他(寄附金・使用料・繰入金など)が 70.2%。
農林水産業費34.1億円歳出の5.6%・1人あたり 3.8万円令和5年度より 7.3%減
| 項 | 金額 | 款に対する割合 | 1人あたり | 前年比 | 財源 |
|---|---|---|---|---|---|
| 農業費 | 15.1億円 | 44.2% | 1.7万円 | 令和5年度より 5.9%増 | |
| 畜産業費 | 1.1億円 | 3.3% | 1,283円 | 令和5年度より 4.2%増 | |
| 農地費 | 16.3億円 | 47.7% | 1.8万円 | 令和5年度より 12.5%減 | |
| 林業費 | 1.6億円 | 4.7% | 1,793円 | 令和5年度より 44.3%減 | |
| 水産業費 | 324万円 | 0.1% | 37円 | 令和5年度より 50.5%増 |
令和6年度の農林水産業費 34.1億円の財源は、自前の税など(一般財源等)が 50.7%、国と県のお金(国庫支出金と都道府県支出金)が 35.5%。ほかに借金(地方債)が 4.5%、その他(寄附金・使用料・繰入金など)が 9.3%。
商工費19.9億円歳出の3.3%・1人あたり 2.2万円令和5年度より 34.3%減
令和6年度の商工費 19.9億円の財源は、自前の税など(一般財源等)が 50.1%、国と県のお金(国庫支出金と都道府県支出金)が 1.8%。ほかに借金(地方債)が 0.8%、その他(寄附金・使用料・繰入金など)が 47.3%。
土木費65.9億円歳出の10.9%・1人あたり 7.4万円令和5年度より 4.4%減
| 項 | 金額 | 款に対する割合 | 1人あたり | 前年比 | 財源 |
|---|---|---|---|---|---|
| 土木管理費 | 3.3億円 | 5% | 3,715円 | 令和5年度より 9.2%増 | |
| 道路橋りょう費 | 36.3億円 | 55.1% | 4.1万円 | 令和5年度より 1.3%減 | |
| 河川費 | 3.7億円 | 5.7% | 4,209円 | 令和5年度より 10.8%減 | |
| 都市計画費(公園) | 2.3億円 | 3.4% | 2,548円 | 令和5年度より 2.2%増 | |
| 都市計画費(下水道) | 13.4億円 | 20.4% | 1.5万円 | 令和5年度より 13.4%減 | |
| 都市計画費(区画整理等) | 3億円 | 4.5% | 3,365円 | 令和5年度より 58.8%増 | |
| 住宅費 | 3.8億円 | 5.8% | 4,335円 | 令和5年度より 27.8%減 |
令和6年度の土木費 65.9億円の財源は、自前の税など(一般財源等)が 50.6%、国と県のお金(国庫支出金と都道府県支出金)が 20.2%。ほかに借金(地方債)が 18.1%、その他(寄附金・使用料・繰入金など)が 11%。
消防費20.4億円歳出の3.4%・1人あたり 2.3万円令和5年度より 12.5%増
令和6年度の消防費 20.4億円のうち、国と県のお金(国庫支出金と都道府県支出金)が 0.3%、自前の税など(一般財源等)が 76.4%、借金(地方債)が 19.4%、その他(寄附金・使用料・繰入金など)が 4%。
教育費63.3億円歳出の10.4%・1人あたり 7.1万円令和5年度より 9.1%増
| 項 | 金額 | 款に対する割合 | 1人あたり | 前年比 | 財源 |
|---|---|---|---|---|---|
| 教育総務費 | 8.1億円 | 12.8% | 9,113円 | 令和5年度より 11.9%増 | |
| 小学校費 | 12.8億円 | 20.2% | 1.4万円 | 令和5年度より 15.4%増 | |
| 中学校費 | 7億円 | 11.1% | 7,920円 | 令和5年度より 35.2%増 | |
| 幼稚園費 | 9,720万円 | 1.5% | 1,097円 | 令和5年度より 32%減 | |
| 社会教育費 | 13.5億円 | 21.3% | 1.5万円 | 令和5年度より 5.7%減 | |
| 保健体育費(体育施設等) | 11.8億円 | 18.6% | 1.3万円 | 令和5年度より 17.4%増 | |
| 保健体育費(学校給食) | 9.2億円 | 14.5% | 1万円 | 令和5年度より 4.8%増 |
令和6年度の教育費 63.3億円のうち、国と県のお金(国庫支出金と都道府県支出金)が 4.9%、自前の税など(一般財源等)が 56.3%、借金(地方債)が 11.9%、その他(寄附金・使用料・繰入金など)が 27%。
災害復旧費3.1億円歳出の0.5%・1人あたり 3,514円令和5年度の 3.7倍
| 項 | 金額 | 款に対する割合 | 1人あたり | 前年比 | 財源 |
|---|---|---|---|---|---|
| 農林水産施設 | 6,575万円 | 21.1% | 742円 | 令和5年度の 3倍 | |
| 公共土木施設 | 2.5億円 | 78.9% | 2,772円 | 令和5年度の 3.9倍 |
令和6年度の災害復旧費 3.1億円のうち、国と県のお金(国庫支出金と都道府県支出金)が 16.5%、自前の税など(一般財源等)が 37.2%、借金(地方債)が 44.4%、その他(寄附金・使用料・繰入金など)が 2%。
公債費56.1億円歳出の9.3%・1人あたり 6.3万円令和5年度より 1.5%減
令和6年度の公債費 56.1億円のうち、国と県のお金(国庫支出金と都道府県支出金)は 0円、自前の税など(一般財源等)が 96.3%、その他(寄附金・使用料・繰入金など)が 3.7%。
市町村税の中身
令和6年度の市町村税 116億円のうち、固定資産税が 59.6億円(51.5%)、個人市町村民税(所得割)が 35.6億円(30.8%)、市町村たばこ税が 7億円(6.1%)。
扶助費?の内訳
令和6年度の扶助費 101億円のうち、児童福祉費が 53.8億円(53.5%)、社会福祉費が 32.9億円(32.8%)、生活保護費が 10.6億円(10.6%)。生活保護費を扶助の種類で分けると、医療扶助が 5.3億円(50.1%)、生活扶助が 2.6億円(24.6%)。
全国 1,718市区町村の分布
全国 1,741市区町村の分布
全国 1,741市区町村の分布
全国 799市区町村の分布
全国 1,737市区町村の分布
全国 1,741市区町村の分布
財政力指数?は 0.47(全国の中央値 0.44)で、全国 1,718市区町村のちょうど真ん中あたり。経常収支比率?は 90.7%(中央値 91.5%)、実質公債費比率?は 9.2%、将来負担比率?は 50.6%。
地方債?(借入金)の現在高は 491億円、1人あたり 55.4万円。積立金?(基金?)は 153億円、1人あたり 17.3万円。1人あたりの地方債は全国 1,737市区町村のちょうど真ん中あたり、積立金は少ないほうから数えて 35%の位置。全国の中央値は地方債 54.2万円、積立金 25.7万円(どちらも 1人あたり)。
6年の推移
歳入総額
歳出総額
民生費
教育費
土木費
公債費
令和6年度の歳出総額は 606億円で、令和元年度の 481億円より 25.9%増えました。いちばん多かったのは令和2年度の 626億円。全国の市区町村の歳出総額の中央値は、同じ期間に 18.8%増えました。
予算と決算
右の数字は 予算額 / 決算 と、その差(決算 − 予算額)。予備費は決算に実額が無いので「—」。
令和6年度の決算は 606億円で、予算(性質別の合計)の 632億円より 26.1億円少ない額でした(予算の 95.9%)。差がいちばん大きいのは物件費で、予算 112億円に対して決算は 103億円でした。
類似団体?との比較
一般市Ⅱ-1(46団体)・令和6年度
令和6年度のこの街の 1人あたり歳出総額は 68.4万円。類似団体(一般市Ⅱ-1、46団体)の中央値 65.6万円と比べると、ほぼ同じです(全国の中央値は 68.7万円)。1人あたりの民生費は 19.2万円(中央値 20.9万円)でほぼ同じ、教育費は 7.1万円(同 6.9万円)でほぼ同じ、土木費は 7.4万円(同 5.4万円)で高いほう。
🧾 住民税
- 所得割の納税義務者数(令和7年度)
- 43,947人
- 所得割額(市町村民税)(令和7年度)
- 41.8億円
- 控除額のうち市町村民税分(令和8年度課税)
- 1.4億円
令和7年度の市町村民税の所得割?は、納税義務者 43,947人で 41.8億円。令和8年度課税でふるさと納税による住民税の控除額は 2.3億円、うち市町村民税分は 1.4億円、道府県民税分は 9,036万円。控除を受けたのは 3,845人(市町村民税分)。市町村民税分は、所得割額の 3.2%にあたります。控除額を人口で割ると 1人あたり 2,549円。課税状況は令和7年度分、控除額は令和8年度課税(令和7年中の寄附)で、1年ずれています。
🔗 この街の、ほかの話
出典: 総務省「ふるさと納税に関する現況調査結果」(受入額・費用・使途は令和7年度、住民税の控除額は令和8年度課税)、「市町村別決算状況調」(令和6年度)、地方財政状況調査 市町村分 調査表(e-Stat、令和元年度〜令和6年度)、「市町村税課税状況等の調」(令和7年度)、「住民基本台帳に基づく人口」(令和8年1月1日)、「予算・決算の対比」(令和6年度)、「Japan Dashboard 地方財政(市町村ごと)」(デジタル庁・総務省、令和6年度)を編集・加工して表示しています。