吉備中央町のふるさと納税と税金
令和7年度に受け入れた寄附は 9億円、そのうち 6.1億円が募集などの費用(68.6%)。この年度の指定基準の 5割を上回っています。
💴 入ったお金と出ていったお金
- 受け入れた寄附?(令和7年度)
- 9億円
- その募集などの費用(令和7年度)
- 6.1億円
- 住民が他の街に寄附して減った住民税(令和8年度課税)
- 2,102万円
令和7年度に受け入れた寄附は 9億円(12,690件)、その募集などにかかった費用は 6.1億円。令和8年度課税でこの街の住民が他の街に寄附して、住民税が 2,102万円減りました。
受入額から費用と住民税控除額?を引いた差し引き?は 2.6億円のプラス。控除額には道府県民税分が含まれていて、うち市町村民税分は 1,261万円。
人口 1万人(令和8年1月1日)で割ると、1人あたりの受入額は 8.9万円、住民税控除額は 2,099円、差し引きは 2.6万円のプラス。1人あたりの受入額の全国の中央値は 1.1万円で、それより多いほうです。
🎁 寄附はどう流れたか
令和7年度の費用の合計は 6.1億円で、受入額 9億円の 68.6%。令和7年度の指定基準では募集に要する費用が受入額の 5割以下で、それを超えています。
図の右側にある内訳(返礼品の調達と送付、広報、決済、事務など)が、総務省の調査でいう募集に要する費用?です。住民税の控除額はこの図には入っていません。
🧭 寄附した人が指定した使い道?
令和7年度に寄附した人が指定した使い道は 4分野。金額が大きいのは「地域・産業振興」8.9億円、「分野を指定しない」202万円、「まちづくり・市民活動」7万円。指定額の合計は受入額の 99.5%。これは寄附を受けた額に対する指定で、費用を引いたあとの配分ではありません。
📈 18年の推移
平成20年度の受入額は 88万円、令和7年度は 9億円(18年分)。いちばん多かったのは令和3年度の 12.2億円。直近 3年は減っていて、全国の合計は増えています。
平成20年度から令和7年度まで、各年度の受入額(折れ線)と受入件数(薄い棒)。全国合計は形を比べるための破線で、金額の目盛りはこの街のものです。
🏛️ この街の決算(令和6年度)
令和6年度の歳入総額は 119億円、歳出総額は 113億円。人口 1万人で割ると、1人あたりの歳出は 112.6万円。
歳入の内訳
目的別歳出?の内訳
2本の棒は、歳入総額と歳出総額のうち大きいほうを 100% にして幅の縮尺をそろえています。割合は、それぞれの総額に対するものです。
歳入の内訳で大きいのは、地方交付税 42.3億円(35.6%)、地方税 13.7億円(11.5%)、寄附金 11.2億円(9.4%)。
目的別の歳出で大きいのは、民生費 27.5億円(24.4%)、総務費 27.2億円(24.2%)、農林水産業費 13億円(11.5%)。
性質別?では、補助費等 27.6億円、人件費 17.9億円、物件費 17.9億円、普通建設事業費 12.2億円、公債費 9.2億円。
目的別歳出を掘る
歳出総額は令和5年度の 119億円から令和6年度の 113億円へ、5%減りました。歳入総額は 119億円で、令和5年度より 4.6%減りました。金額の大きい民生費・総務費・農林水産業費は、それぞれ 16.8%減、8.1%減、2.3%増。
歳出全体の財源
令和6年度の歳出全体 113億円の財源は、自前の税など(一般財源等?)が 59.8%、国と県のお金(国庫支出金と都道府県支出金)が 16.6%。ほかに借金(地方債)が 4.5%、その他(寄附金・使用料・繰入金など)が 19%。
款と項?ごとの内訳と、その財源。
議会費8,312万円歳出の0.7%・1人あたり 8,300円令和5年度より 5.9%減
令和6年度の議会費 8,312万円の財源は、自前の税など(一般財源等)が 100%、国と県のお金(国庫支出金と都道府県支出金)は 0円。
総務費27.2億円歳出の24.2%・1人あたり 27.2万円令和5年度より 8.1%減
| 項 | 金額 | 款に対する割合 | 1人あたり | 前年比 | 財源 |
|---|---|---|---|---|---|
| 総務管理費 | 25.1億円 | 92.3% | 25.1万円 | 令和5年度より 10.5%減 | |
| 徴税費 | 1.2億円 | 4.5% | 1.2万円 | 令和5年度より 14.9%増 | |
| 戸籍・住民基本台帳費 | 5,103万円 | 1.9% | 5,096円 | 令和5年度より 21.2%増 | |
| 選挙費 | 3,275万円 | 1.2% | 3,270円 | 令和5年度の 4.6倍 | |
| 統計調査費 | 346万円 | 0.1% | 345円 | 令和5年度の 7.9倍 | |
| 監査委員費 | 97万円 | 0% | 97円 | 令和5年度より 0.8%増 |
令和6年度の総務費 27.2億円の財源は、自前の税など(一般財源等)が 52.2%、国と県のお金(国庫支出金と都道府県支出金)が 4%。ほかに借金(地方債)が 1.2%、その他(寄附金・使用料・繰入金など)が 42.5%。
民生費27.5億円歳出の24.4%・1人あたり 27.5万円令和5年度より 16.8%減
| 項 | 金額 | 款に対する割合 | 1人あたり | 前年比 | 財源 |
|---|---|---|---|---|---|
| 社会福祉費 | 10.1億円 | 36.8% | 10.1万円 | 令和5年度より 3.1%増 | |
| 老人福祉費 | 6.8億円 | 24.6% | 6.8万円 | 令和5年度より 12.1%減 | |
| 児童福祉費 | 10.6億円 | 38.6% | 10.6万円 | 令和5年度より 31.7%減 |
令和6年度の民生費 27.5億円のうち、国と県のお金(国庫支出金と都道府県支出金)が 38.5%、自前の税など(一般財源等)が 55.4%、その他(寄附金・使用料・繰入金など)が 6%。
衛生費10.4億円歳出の9.2%・1人あたり 10.4万円令和5年度より 2.9%増
| 項 | 金額 | 款に対する割合 | 1人あたり | 前年比 | 財源 |
|---|---|---|---|---|---|
| 保健衛生費 | 7.8億円 | 74.5% | 7.8万円 | 令和5年度より 3.2%増 | |
| 清掃費 | 2.7億円 | 25.5% | 2.7万円 | 令和5年度より 2.1%増 |
令和6年度の衛生費 10.4億円の財源は、自前の税など(一般財源等)が 80.6%、国と県のお金(国庫支出金と都道府県支出金)が 5%。ほかに借金(地方債)が 11.7%、その他(寄附金・使用料・繰入金など)が 2.7%。
労働費326万円歳出の0%・1人あたり 325円令和5年度より 0.7%減
| 項 | 金額 | 款に対する割合 | 1人あたり | 前年比 | 財源 |
|---|---|---|---|---|---|
| 労働諸費 | 326万円 | 100% | 325円 | 令和5年度より 0.7%減 |
令和6年度の労働費 326万円のうち、国と県のお金(国庫支出金と都道府県支出金)は 0円、自前の税など(一般財源等)が 23.3%、その他(寄附金・使用料・繰入金など)が 76.7%。
農林水産業費13億円歳出の11.5%・1人あたり 13万円令和5年度より 2.3%増
| 項 | 金額 | 款に対する割合 | 1人あたり | 前年比 | 財源 |
|---|---|---|---|---|---|
| 農業費 | 10.2億円 | 78.4% | 10.2万円 | 令和5年度より 6.9%増 | |
| 畜産業費 | 1,550万円 | 1.2% | 1,548円 | 令和5年度より 27.1%減 | |
| 農地費 | 1.9億円 | 14.9% | 1.9万円 | 令和5年度より 3.7%増 | |
| 林業費 | 7,087万円 | 5.5% | 7,077円 | 令和5年度より 34.6%減 |
令和6年度の農林水産業費 13億円の財源は、自前の税など(一般財源等)が 26.8%、国と県のお金(国庫支出金と都道府県支出金)が 30.2%。ほかに借金(地方債)が 0.2%、その他(寄附金・使用料・繰入金など)が 42.8%。
商工費3.2億円歳出の2.9%・1人あたり 3.2万円令和5年度より 14.5%増
令和6年度の商工費 3.2億円の財源は、自前の税など(一般財源等)が 43.5%、国と県のお金(国庫支出金と都道府県支出金)が 13.2%。ほかに借金(地方債)が 30.8%、その他(寄附金・使用料・繰入金など)が 12.5%。
土木費6.1億円歳出の5.4%・1人あたり 6.1万円令和5年度より 20.8%増
| 項 | 金額 | 款に対する割合 | 1人あたり | 前年比 | 財源 |
|---|---|---|---|---|---|
| 土木管理費 | 1.1億円 | 17.2% | 1.1万円 | 令和5年度より 9.1%増 | |
| 道路橋りょう費 | 2.8億円 | 46.2% | 2.8万円 | 令和5年度より 45.8%増 | |
| 河川費 | 66万円 | 0.1% | 66円 | 令和5年度より 62.2%減 | |
| 都市計画費(公園) | 2,396万円 | 3.9% | 2,393円 | 令和5年度より 1.9%増 | |
| 都市計画費(下水道) | 1.4億円 | 23.3% | 1.4万円 | 令和5年度より 9.9%増 | |
| 都市計画費(区画整理等) | 2,335万円 | 3.8% | 2,332円 | 令和5年度より 2.1%減 | |
| 住宅費 | 3,346万円 | 5.5% | 3,341円 | 令和5年度より 10.4%減 |
令和6年度の土木費 6.1億円の財源は、自前の税など(一般財源等)が 74.8%、国と県のお金(国庫支出金と都道府県支出金)が 7.5%。ほかに借金(地方債)が 11.3%、その他(寄附金・使用料・繰入金など)が 6.4%。
消防費3.2億円歳出の2.9%・1人あたり 3.2万円令和5年度より 7.3%増
令和6年度の消防費 3.2億円のうち、国と県のお金(国庫支出金と都道府県支出金)が 0.3%、自前の税など(一般財源等)が 87.8%、借金(地方債)が 11.9%、その他(寄附金・使用料・繰入金など)が 0.1%未満。
教育費11.5億円歳出の10.2%・1人あたり 11.5万円令和5年度より 3.7%増
| 項 | 金額 | 款に対する割合 | 1人あたり | 前年比 | 財源 |
|---|---|---|---|---|---|
| 教育総務費 | 1.6億円 | 13.6% | 1.6万円 | 令和5年度より 8.8%増 | |
| 小学校費 | 5.9億円 | 51.4% | 5.9万円 | 令和5年度より 5.3%増 | |
| 中学校費 | 7,441万円 | 6.5% | 7,431円 | 令和5年度より 2.8%増 | |
| 幼稚園費 | 71万円 | 0.1% | 71円 | 令和5年度より 97%減 | |
| 社会教育費 | 2億円 | 17.1% | 2万円 | 令和5年度より 14.3%増 | |
| 保健体育費(体育施設等) | 5,928万円 | 5.2% | 5,920円 | 令和5年度より 37%増 | |
| 保健体育費(学校給食) | 7,110万円 | 6.2% | 7,100円 | 令和5年度より 22.5%減 |
令和6年度の教育費 11.5億円の財源は、自前の税など(一般財源等)が 64.5%、国と県のお金(国庫支出金と都道府県支出金)が 11.1%。ほかに借金(地方債)が 12.6%、その他(寄附金・使用料・繰入金など)が 11.8%。
災害復旧費4,888万円歳出の0.4%・1人あたり 4,882円令和5年度より 61%増
| 項 | 金額 | 款に対する割合 | 1人あたり | 前年比 | 財源 |
|---|---|---|---|---|---|
| 農林水産施設 | 3,683万円 | 75.3% | 3,678円 | 令和5年度の 2.2倍 | |
| 公共土木施設 | 1,205万円 | 24.7% | 1,203円 | 令和5年度より 9.7%減 |
令和6年度の災害復旧費 4,888万円の財源は、自前の税など(一般財源等)が 96%、国と県のお金(国庫支出金と都道府県支出金)が 1.7%。ほかに借金(地方債)が 0.8%、その他(寄附金・使用料・繰入金など)が 1.5%。
公債費9.2億円歳出の8.1%・1人あたり 9.2万円令和5年度より 7.8%減
令和6年度の公債費 9.2億円の財源は、自前の税など(一般財源等)が 93.3%、国と県のお金(国庫支出金と都道府県支出金)が 4.8%。残りの 1.9%はその他(寄附金・使用料・繰入金など)。
市町村税の中身
令和6年度の市町村税は 13.7億円。大きいのは、固定資産税が 8.3億円(60.8%)、個人市町村民税(所得割)が 3.3億円(23.8%)、軽自動車税が 5,758万円(4.2%)。
扶助費?の内訳
令和6年度の扶助費 8.6億円のうち、社会福祉費が 5.1億円(60%)、児童福祉費が 3.4億円(39.3%)、教育費が 372万円(0.4%)。
全国 1,718市区町村の分布
全国 1,741市区町村の分布
全国 1,741市区町村の分布
全国 1,737市区町村の分布
全国 1,741市区町村の分布
将来負担比率は、この年度は算定されていないため帯を出していません。
財政力指数?は 0.28(全国の中央値 0.44)で、全国 1,718市区町村のうち、低いほうから数えて 27%の位置。経常収支比率?は 86.8%(中央値 91.5%)、実質公債費比率?は 8.8%、将来負担比率?は該当なし(算定されていません)。
地方債?(借入金)の現在高は 79.6億円、1人あたり 79.4万円。積立金?(基金?)は 44億円、1人あたり 44万円。1人あたりの地方債は全国 1,737市区町村のうち、多いほうから数えて 30%の位置、積立金は多いほうから数えて 31%の位置。全国の中央値は地方債 54.2万円、積立金 25.7万円(どちらも 1人あたり)。
6年の推移
歳入総額
歳出総額
民生費
教育費
土木費
公債費
歳出総額は令和元年度の 104億円から令和6年度の 113億円へ、8.1%増えました。いちばん多かったのは令和2年度の 122億円。全国の市区町村の歳出総額の中央値は、同じ期間に 18.8%増えました。
予算と決算
右の数字は 予算額 / 決算 と、その差(決算 − 予算額)。予備費は決算に実額が無いので「—」。
令和6年度の決算は 113億円で、予算(性質別の合計)の 124億円より 11.5億円少ない額でした(予算の 90.8%)。差がいちばん大きいのは物件費で、予算 22.3億円に対して決算は 17.9億円でした。
類似団体?との比較
町村Ⅲ-0(32団体)・令和6年度
令和6年度の類似団体(町村Ⅲ-0、32団体)の 1人あたり歳出総額の中央値は 97.8万円。この街は 112.6万円で、高いほうです(全国の中央値は 68.7万円)。1人あたりの民生費は 27.5万円(中央値 23.7万円)で高いほう、教育費は 11.5万円(同 10.4万円)でほぼ同じ、土木費は 6.1万円(同 8.8万円)で低いほう。
🧾 住民税
- 所得割の納税義務者数(令和7年度)
- 4,351人
- 所得割額(市町村民税)(令和7年度)
- 3.8億円
- 控除額のうち市町村民税分(令和8年度課税)
- 1,261万円
令和7年度の市町村民税の所得割?は、納税義務者 4,351人で 3.8億円。令和8年度課税でふるさと納税による住民税の控除額は 2,102万円、うち市町村民税分は 1,261万円、道府県民税分は 841万円。控除を受けたのは 383人(市町村民税分)。市町村民税分は、所得割額の 3.4%にあたります。控除額を人口で割ると 1人あたり 2,099円。課税状況は令和7年度分、控除額は令和8年度課税(令和7年中の寄附)で、1年ずれています。
🔗 この街の、ほかの話
出典: 総務省「ふるさと納税に関する現況調査結果」(受入額・費用・使途は令和7年度、住民税の控除額は令和8年度課税)、「市町村別決算状況調」(令和6年度)、地方財政状況調査 市町村分 調査表(e-Stat、令和元年度〜令和6年度)、「市町村税課税状況等の調」(令和7年度)、「住民基本台帳に基づく人口」(令和8年1月1日)、「予算・決算の対比」(令和6年度)、「Japan Dashboard 地方財政(市町村ごと)」(デジタル庁・総務省、令和6年度)を編集・加工して表示しています。