伊万里市のふるさと納税と税金
令和7年度の受入額 17.2億円、募集などの費用 10.2億円。費用の割合は 59.2%で、この年度の指定基準の 5割を超えています。
💴 入ったお金と出ていったお金
- 受け入れた寄附?(令和7年度)
- 17.2億円
- その募集などの費用(令和7年度)
- 10.2億円
- 住民が他の街に寄附して減った住民税(令和8年度課税)
- 1.5億円
令和7年度に受け入れた寄附は 17.2億円(81,530件)、その募集などにかかった費用は 10.2億円。令和8年度課税でこの街の住民が他の街に寄附して、住民税が 1.5億円減りました。
受入額から費用と住民税控除額?を引いた差し引き?は 5.5億円のプラス。控除額には道府県民税分が含まれていて、うち市町村民税分は 8,831万円。
人口 5.1万人(令和8年1月1日)で割ると、1人あたりの受入額は 3.4万円、住民税控除額は 2,891円、差し引きは 1.1万円のプラス。1人あたりの受入額の全国の中央値は 1.1万円で、それより多いほうです。
🎁 寄附はどう流れたか
令和7年度の費用の合計は 10.2億円で、受入額 17.2億円の 59.2%。令和7年度の指定基準では募集に要する費用が受入額の 5割以下で、それを超えています。
図の右側にある内訳(返礼品の調達と送付、広報、決済、事務など)が、総務省の調査でいう募集に要する費用?です。住民税の控除額はこの図には入っていません。
🧭 寄附した人が指定した使い道?
令和7年度に寄附した人が指定した使い道は 8分野。金額が大きいのは「分野を指定しない」6.6億円、「子ども・子育て」4.8億円、「地域・産業振興」3.3億円。いちばん大きい「分野を指定しない」は、寄附のときに使い道が選ばれなかった分です。指定額の合計は受入額の 100%。これは寄附を受けた額に対する指定で、費用を引いたあとの配分ではありません。
📈 18年の推移
平成20年度の受入額は 324万円、令和7年度は 17.2億円(18年分)。いちばん多かったのは令和4年度の 29.3億円。直近 3年は減っていて、全国の合計は増えています。
平成20年度から令和7年度まで、各年度の受入額(折れ線)と受入件数(薄い棒)。全国合計は形を比べるための破線で、金額の目盛りはこの街のものです。
🏛️ この街の決算(令和6年度)
令和6年度の歳入総額は 370億円、歳出総額は 362億円。人口 5.1万人で割ると、1人あたりの歳出は 71万円。
歳入の内訳
目的別歳出?の内訳
2本の棒は、歳入総額と歳出総額のうち大きいほうを 100% にして幅の縮尺をそろえています。割合は、それぞれの総額に対するものです。
歳入の内訳で大きいのは、地方税 80.4億円(21.8%)、国庫支出金 61.8億円(16.7%)、地方交付税 59.9億円(16.2%)。寄附金は 27.6億円で、歳入総額の 7.5%。
目的別の歳出で大きいのは、民生費 118億円(32.7%)、総務費 88.3億円(24.4%)、教育費 47.6億円(13.2%)。
性質別?では、扶助費 77.2億円、普通建設事業費 50.7億円、物件費 47.6億円、補助費等 47.4億円、人件費 43億円。
目的別歳出を掘る
令和6年度の歳出総額は 362億円、歳入総額は 370億円。令和5年度と比べると、歳出は 8.8%増、歳入は 7%増。金額の大きい民生費・総務費・教育費は、それぞれ 2.6%増、11.1%増、46.5%増。
歳出全体の財源
令和6年度の歳出全体 362億円の財源は、自前の税など(一般財源等?)が 50.1%、国と県のお金(国庫支出金と都道府県支出金)が 23.7%。ほかに借金(地方債)が 7.3%、その他(寄附金・使用料・繰入金など)が 18.9%。
款と項?ごとの内訳と、その財源。
議会費2.5億円歳出の0.7%・1人あたり 4,921円令和5年度より 9.3%増
令和6年度の議会費 2.5億円のうち、国と県のお金(国庫支出金と都道府県支出金)は 0円、自前の税など(一般財源等)が 93.2%、その他(寄附金・使用料・繰入金など)が 6.8%。
総務費88.3億円歳出の24.4%・1人あたり 17.3万円令和5年度より 11.1%増
| 項 | 金額 | 款に対する割合 | 1人あたり | 前年比 | 財源 |
|---|---|---|---|---|---|
| 総務管理費 | 82.8億円 | 93.8% | 16.3万円 | 令和5年度より 11.4%増 | |
| 徴税費 | 2.6億円 | 2.9% | 5,041円 | 令和5年度より 2.4%減 | |
| 戸籍・住民基本台帳費 | 2.1億円 | 2.3% | 4,037円 | 令和5年度より 32%増 | |
| 選挙費 | 3,727万円 | 0.4% | 732円 | 令和5年度より 27.8%減 | |
| 統計調査費 | 2,314万円 | 0.3% | 455円 | 令和5年度より 15.2%増 | |
| 監査委員費 | 2,740万円 | 0.3% | 538円 | 令和5年度より 0.7%増 |
令和6年度の総務費 88.3億円の財源は、自前の税など(一般財源等)が 40.9%、国と県のお金(国庫支出金と都道府県支出金)が 3.3%。ほかに借金(地方債)が 4.4%、その他(寄附金・使用料・繰入金など)が 51.4%。
民生費118億円歳出の32.7%・1人あたり 23.3万円令和5年度より 2.6%増
| 項 | 金額 | 款に対する割合 | 1人あたり | 前年比 | 財源 |
|---|---|---|---|---|---|
| 社会福祉費 | 35.9億円 | 30.3% | 7万円 | 令和5年度より 0.3%減 | |
| 老人福祉費 | 21億円 | 17.8% | 4.1万円 | 令和5年度より 2.9%減 | |
| 児童福祉費 | 50.1億円 | 42.3% | 9.8万円 | 令和5年度より 8.2%増 | |
| 生活保護費 | 11.4億円 | 9.6% | 2.2万円 | 令和5年度より 0.8%減 |
令和6年度の民生費 118億円の財源は、自前の税など(一般財源等)が 42.8%、国と県のお金(国庫支出金と都道府県支出金)が 51.2%。残りの 6%はその他(寄附金・使用料・繰入金など)。
衛生費22.9億円歳出の6.3%・1人あたり 4.5万円令和5年度より 19%減
| 項 | 金額 | 款に対する割合 | 1人あたり | 前年比 | 財源 |
|---|---|---|---|---|---|
| 保健衛生費 | 11.7億円 | 51.3% | 2.3万円 | 令和5年度より 6.6%減 | |
| 清掃費 | 11.1億円 | 48.7% | 2.2万円 | 令和5年度より 29%減 |
令和6年度の衛生費 22.9億円の財源は、自前の税など(一般財源等)が 85.8%、国と県のお金(国庫支出金と都道府県支出金)が 3%。残りの 11.2%はその他(寄附金・使用料・繰入金など)。
労働費7,183万円歳出の0.2%・1人あたり 1,411円令和5年度より 0.9%増
| 項 | 金額 | 款に対する割合 | 1人あたり | 前年比 | 財源 |
|---|---|---|---|---|---|
| 労働諸費 | 7,183万円 | 100% | 1,411円 | 令和5年度より 0.9%増 |
令和6年度の労働費 7,183万円の財源は、自前の税など(一般財源等)が 2.5%、国と県のお金(国庫支出金と都道府県支出金)は 0円。残りの 97.5%はその他(寄附金・使用料・繰入金など)。
農林水産業費13.7億円歳出の3.8%・1人あたり 2.7万円令和5年度より 10.5%減
| 項 | 金額 | 款に対する割合 | 1人あたり | 前年比 | 財源 |
|---|---|---|---|---|---|
| 農業費 | 5億円 | 36.3% | 9,766円 | 令和5年度より 2.1%減 | |
| 畜産業費 | 4,292万円 | 3.1% | 843円 | 令和5年度より 58.1%減 | |
| 農地費 | 6.9億円 | 50.7% | 1.4万円 | 令和5年度より 12.2%増 | |
| 林業費 | 1億円 | 7.6% | 2,048円 | 令和5年度より 59.7%減 | |
| 水産業費 | 3,036万円 | 2.2% | 596円 | 令和5年度より 27.9%減 |
令和6年度の農林水産業費 13.7億円の財源は、自前の税など(一般財源等)が 34.4%、国と県のお金(国庫支出金と都道府県支出金)が 43.5%。ほかに借金(地方債)が 10.1%、その他(寄附金・使用料・繰入金など)が 12%。
商工費11.3億円歳出の3.1%・1人あたり 2.2万円令和5年度より 2%増
令和6年度の商工費 11.3億円の財源は、自前の税など(一般財源等)が 64.8%、国と県のお金(国庫支出金と都道府県支出金)が 0.2%。ほかに借金(地方債)が 1.9%、その他(寄附金・使用料・繰入金など)が 33%。
土木費24.7億円歳出の6.8%・1人あたり 4.9万円令和5年度より 35.4%増
| 項 | 金額 | 款に対する割合 | 1人あたり | 前年比 | 財源 |
|---|---|---|---|---|---|
| 土木管理費 | 1.2億円 | 4.9% | 2,360円 | 令和5年度より 6.4%増 | |
| 道路橋りょう費 | 6.6億円 | 26.8% | 1.3万円 | 令和5年度より 4.9%増 | |
| 河川費 | 2億円 | 8% | 3,871円 | 令和5年度より 62.9%増 | |
| 港湾費 | 5,847万円 | 2.4% | 1,149円 | 令和5年度より 7.9%増 | |
| 都市計画費(街路) | 240万円 | 0.1% | 47円 | — | |
| 都市計画費(公園) | 1.9億円 | 7.6% | 3,697円 | 令和5年度より 41.9%増 | |
| 都市計画費(下水道) | 9.9億円 | 39.9% | 1.9万円 | 令和5年度より 59.7%増 | |
| 都市計画費(区画整理等) | 8,301万円 | 3.4% | 1,631円 | 令和5年度より 8.6%増 | |
| 住宅費 | 1.8億円 | 7.2% | 3,475円 | 令和5年度の 2.1倍 |
令和6年度の土木費 24.7億円の財源は、自前の税など(一般財源等)が 48.4%、国と県のお金(国庫支出金と都道府県支出金)が 20.9%。ほかに借金(地方債)が 23.3%、その他(寄附金・使用料・繰入金など)が 7.3%。
消防費11.6億円歳出の3.2%・1人あたり 2.3万円令和5年度より 14.1%増
令和6年度の消防費 11.6億円のうち、国と県のお金(国庫支出金と都道府県支出金)が 4.6%、自前の税など(一般財源等)が 91.5%、借金(地方債)が 2.3%、その他(寄附金・使用料・繰入金など)が 1.7%。
教育費47.6億円歳出の13.2%・1人あたり 9.4万円令和5年度より 46.5%増
| 項 | 金額 | 款に対する割合 | 1人あたり | 前年比 | 財源 |
|---|---|---|---|---|---|
| 教育総務費 | 6.8億円 | 14.2% | 1.3万円 | 令和5年度より 42.6%増 | |
| 小学校費 | 24.4億円 | 51.3% | 4.8万円 | 令和5年度の 2.2倍 | |
| 中学校費 | 4.1億円 | 8.6% | 8,002円 | 令和5年度より 38%減 | |
| 社会教育費 | 3.1億円 | 6.5% | 6,068円 | 令和5年度より 14%増 | |
| 保健体育費(体育施設等) | 4.8億円 | 10% | 9,342円 | 令和5年度より 52.7%増 | |
| 保健体育費(学校給食) | 4.5億円 | 9.5% | 8,874円 | 令和5年度より 11.1%増 |
令和6年度の教育費 47.6億円の財源は、自前の税など(一般財源等)が 43.6%、国と県のお金(国庫支出金と都道府県支出金)が 16.1%。ほかに借金(地方債)が 30%、その他(寄附金・使用料・繰入金など)が 10.3%。
災害復旧費2.1億円歳出の0.6%・1人あたり 4,215円令和5年度より 68.9%増
| 項 | 金額 | 款に対する割合 | 1人あたり | 前年比 | 財源 |
|---|---|---|---|---|---|
| 農林水産施設 | 7,086万円 | 33% | 1,392円 | 令和5年度より 9.3%増 | |
| 公共土木施設 | 1.4億円 | 67% | 2,823円 | 令和5年度の 2.3倍 |
令和6年度の災害復旧費 2.1億円のうち、国と県のお金(国庫支出金と都道府県支出金)が 64.5%、自前の税など(一般財源等)が 4.7%、借金(地方債)が 28.3%、その他(寄附金・使用料・繰入金など)が 2.5%。
公債費17.6億円歳出の4.9%・1人あたり 3.5万円令和5年度より 0.1%増
令和6年度の公債費 17.6億円のうち、国と県のお金(国庫支出金と都道府県支出金)が 4.3%、自前の税など(一般財源等)が 95.2%、その他(寄附金・使用料・繰入金など)が 0.5%。
市町村税の中身
令和6年度の市町村税 80.4億円のうち、固定資産税が 41.7億円(51.8%)、個人市町村民税(所得割)が 20.7億円(25.8%)、法人市町村民税(法人税割)が 8.1億円(10.1%)。
扶助費?の内訳
令和6年度の扶助費は 77.2億円。目的で分けると、児童福祉費が 38.1億円(49.3%)、社会福祉費が 27.1億円(35.1%)、生活保護費が 9.4億円(12.1%)。生活保護費の内訳は、医療扶助が 5.9億円(62.7%)、生活扶助が 1.9億円(20%)。
全国 1,718市区町村の分布
全国 1,741市区町村の分布
全国 1,741市区町村の分布
全国 799市区町村の分布
全国 1,737市区町村の分布
全国 1,741市区町村の分布
財政力指数?は 0.59(全国の中央値 0.44)で、全国 1,718市区町村のうち、高いほうから数えて 33%の位置。経常収支比率?は 90.7%(中央値 91.5%)、実質公債費比率?は 7.6%、将来負担比率?は 30.6%。
地方債?(借入金)の現在高は 226億円、1人あたり 44.3万円。積立金?(基金?)は 103億円、1人あたり 20.1万円。1人あたりの地方債は全国 1,737市区町村のうち、少ないほうから数えて 39%の位置、積立金は少ないほうから数えて 41%の位置。全国の中央値は地方債 54.2万円、積立金 25.7万円(どちらも 1人あたり)。
6年の推移
歳入総額
歳出総額
民生費
教育費
土木費
公債費
令和元年度から令和6年度までの 6年度分で見ると、歳出総額は 282億円から 362億円へ、28.1%増えました。いちばん多いのは最新の令和6年度です。全国の市区町村の歳出総額の中央値は、同じ期間に 18.8%増えました。
予算と決算
右の数字は 予算額 / 決算 と、その差(決算 − 予算額)。予備費は決算に実額が無いので「—」。
令和6年度の予算(性質別の合計)は 377億円、決算は 362億円。決算は予算より 15.9億円少なく、予算の 95.8%でした。差がいちばん大きいのは物件費で、予算 53億円に対して決算は 47.6億円でした。
類似団体?との比較
一般市Ⅱ-2(79団体)・令和6年度
令和6年度の類似団体(一般市Ⅱ-2、79団体)の 1人あたり歳出総額の中央値は 52.2万円。この街は 71万円で、高いほうです(全国の中央値は 68.7万円)。1人あたりの民生費は 23.3万円(中央値 18.7万円)で高いほう、教育費は 9.4万円(同 5.9万円)で高いほう、土木費は 4.9万円(同 4.4万円)でほぼ同じ。
🧾 住民税
- 所得割の納税義務者数(令和7年度)
- 24,493人
- 所得割額(市町村民税)(令和7年度)
- 23.2億円
- 控除額のうち市町村民税分(令和8年度課税)
- 8,831万円
令和7年度の市町村民税の所得割?は、納税義務者 24,493人で 23.2億円。令和8年度課税でふるさと納税による住民税の控除額は 1.5億円、うち市町村民税分は 8,831万円、道府県民税分は 5,887万円。控除を受けたのは 2,704人(市町村民税分)。市町村民税分は、所得割額の 3.8%にあたります。控除額を人口で割ると 1人あたり 2,891円。課税状況は令和7年度分、控除額は令和8年度課税(令和7年中の寄附)で、1年ずれています。
🔗 この街の、ほかの話
出典: 総務省「ふるさと納税に関する現況調査結果」(受入額・費用・使途は令和7年度、住民税の控除額は令和8年度課税)、「市町村別決算状況調」(令和6年度)、地方財政状況調査 市町村分 調査表(e-Stat、令和元年度〜令和6年度)、「市町村税課税状況等の調」(令和7年度)、「住民基本台帳に基づく人口」(令和8年1月1日)、「予算・決算の対比」(令和6年度)、「Japan Dashboard 地方財政(市町村ごと)」(デジタル庁・総務省、令和6年度)を編集・加工して表示しています。